当事者のエピソードNo.1

いきなりですが、カミングアウトです。
私は、「特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS)」(≒自閉症スペクトラム)という診断を下されている中年のおじさんです。
みなさん、今後は私がこういう障害を抱えていることを前提に読んでいただけると幸いです。

早速、この障害が関係していると思われることを記録しておきます。

【エピソードNo.1(始まり)】
私は、人から話しかけられても話しかけられた言葉の内容が理解できず(聞こえていないわけではない(と思う))すぐに返事ができなかったり、相手に聞き直したりすることがよくあります。

聞き取れるときもあります。聞き取れる時は、そのときの状況等から話しかけられた内容に当てはまりそうな言葉を過去の記憶などから猛スピードで検索して当てはまる言葉を捜し当てられたときです。

こういった事情で話かけられても聞き返すことが多く、何度も聞き返すのも相手に悪いと思い、適当な返事をしてしまうこともあります。

あまりに聞き返すことが多く、「耳が悪いじゃない?」といわれることもありますが、最近の健康診断のときの聴力検査によると聴力的には問題ないようです。

でも子供の頃、聴力検査になれていない頃は確かに聴力検査で引っかかり、耳鼻科で再検査を受けたことがあったように記憶してます。でも最近の健康診断のときの聴力検査は、どんなパターン(右高音→右低音→左高音→左低音など)でどんな音(特定の周波数の音)が聞こえるのかが、経験上分かっているので、音が聞こえるとすぐに適切な反応をする(手に持ったボタンを押す)ことができます。

この特性は生まれつきのものなのでどうしようもないですね。
【エピソードNo.1(終わり)】